「わだち」は、今から17年前に私が訪問介護事業所でヘルパー活動をしているとき、利用者家族から制度外サービスをお願いされたことがきっかけで設立の意思を固めました。
制度外サービスになると、「費用が高い」あるいは「出来ない」と断る事業所が多く、当時の制度では利用者と利用者家族のニーズを補えていなかったことを肌で感じておりました。
そんなある日、「私の子どもは障がい者です。仕事をしている時間、少しでいいから預かってもらえないか？」というお願いに、自然と「はい」と答え児童を預かりました。
仕事を終えた利用者家族は、とても素敵な笑顔で「ありがとうございました」と言っていただけたことを昨日のように覚えております。
それが「ＮＰＯ法人わだち」の始まりです。
設立から14年。私たちも大きく進化してきました。
今では、3000㎡の畑でいちごを始め、露地野菜作りを利用者様と進めています。
1年を通じて土を触る、いちごや野菜を育てる、そして社会の皆様に食べていただく。
そのプロセスから利用者様の成長できる環境づくりに挑戦しています。
現在、利用者のニーズは多様化しています。
全てをくみ取ることはできないかもしれませんが、これからも利用者様と共に成長していければと考えております。